2009年11月07日

SAW6

TOHOシネマズ泉北にて劇場鑑賞。

“SAW6”
★★★★
(再評価も含めて)

『ソリッド・シチュエーション』の人気シリーズ待望の続編。

公開初日のレイトショーに足を運んだ。郊外の映画館だからか空席が目立つ。それでもこの劇場のレイトショーにしたら普段より客は多い。年齢層は20〜30代ばかり。この狭い範囲で圧倒的な支持があるのだ。

女A「SAW観た事あるゥ〜?」

女B「ソウ?まだァ〜面白いんやろォ?観たァい!」

みたいなミーちゃんハーちゃんな会話を数回聞いた事がある。娘達よ『人生を無駄にしている』と判断され、ジグソウのゲームに連れて行かれてしまわないように気をつけましょう。



ネタバレしないよう慎重に感想を書きます。



『SAW集編』と題して1〜5のダイジェストが日本語のナレーションで流れる。それがあって本編が始まる。

オープニング・クレジットからエンジン全快フルスロットル。

悲痛。苦痛。後悔。絶叫。

『死に直面してからしか人は生きる価値が分からない』とジクソウ論。

ゲームをする場所であったり資金とか、ゲームの機械はまるで“バック・トゥ・ザ・フューチャー3”で西部時代にドク(クリストファー・ロイド)が開発した製氷機ぐらい大掛かりなゲームの機械を作る知識とか、手袋をして指紋を気にする時としない時の基準とか、最前列で見ていたら携帯電話の電波でゲームの場所が知られてしまわないのか、など。気になる所を誰かと互いに言い合えばきりがない。

それならこうしよう。

『スター・ウォーズを愛するファン』かの如く。

『ツッコミたくなる要素』は多々ある訳だが、それらを『深く考える』事で消化するのだ。

伏線であり作戦であると。

『そのような事や物は描かれてないが、実はこうあるのではないか』と考える。

ゲームの支配と必要性。

ゲームの存在意義。

ゲームのルール。

支配者の品格。

遺言、遺志。

後継者と後継者。

保険会社と契約者。

アメリカ社会の医療問題。

『生きようとする意志』のある者に自ら考えた『計算式』により非情な決断を下す者。

決断しがたいゲームの中で、それが進行する現実を受け止めつつ、放心だが冷静に判断しようとする者。

回転木馬に座る6人の心理描写が黒であり白であり、死に直面した人間の本質的な部分がグロテスクな描写より強烈。

『所持していた物』の中身や届け先。

ゲームの対象者が『全て聞かずに壊したテープレコーダー』の内容。

残された者の決断と選択。

曲げようもない事実を目の当たりにする者。

懐かしい初期のトラップ。

『あの事実』を知っている人間が他にどれ程いるのかいないのか。

ラストの展開の『生きる意志と根性』はシリーズ最高級。

僕も叫びたくなった。

「早く続きが観たい」と。

でもSAW7は3Dらしい。

肉体は裂けてもいいが、安易にグロテスクに重きを置くのは避けてもらいたい。
  
Posted by DNA池上 at 21:50 Comments( 0 )